漢の成立と武帝
秦滅亡後の楚漢戦争に勝利した劉邦(高祖)が前202年に漢(前漢)を建国しました。その後、武帝の時代に漢は最盛期を迎えます。
前漢の成立と郡国制
劉邦は秦の苛酷な政治を反省し、当初は封建制と郡県制を組み合わせた郡国制を採用しました。諸侯王(劉氏の一族)に領地を与えつつ、中央直轄の郡も設けました。
- 前202年:劉邦が長安を都として前漢を建国
- 郡国制:親族・功臣に封地を与えつつ徐々に中央集権化
- 文帝・景帝の時代(前2世紀):「文景の治」と呼ばれる安定期
📘 武帝(前141〜前87年)の中央集権化
・推恩令:諸侯王の領地を子に分割相続させ、諸侯の力を弱体化
・儒教の官学化:董仲舒の建議により儒学を国家の学問(官学)として採用。太学(国立大学)を設置
・均輸法・平準法:国家が物資の流通を管理し財政を安定化
・塩・鉄・酒の専売制:財政強化の柱
武帝の時代に漢帝国は対外的にも積極的で、匈奴を撃退し西域へと進出しました。
・推恩令:諸侯王の領地を子に分割相続させ、諸侯の力を弱体化
・儒教の官学化:董仲舒の建議により儒学を国家の学問(官学)として採用。太学(国立大学)を設置
・均輸法・平準法:国家が物資の流通を管理し財政を安定化
・塩・鉄・酒の専売制:財政強化の柱
武帝の時代に漢帝国は対外的にも積極的で、匈奴を撃退し西域へと進出しました。
儒教と国家
武帝が儒教を官学とした決定は中国史上きわめて重要です。以降、儒教は科挙試験の中心教材となり、東アジア全体の政治思想・倫理規範として約2000年にわたって影響を与え続けました。
練習
- 武帝が諸侯の力を削ぐために施行した、領地分割を促す制度を何というか。
- 武帝が儒学を国家の学問として採用するよう建議した人物は誰か。
- 武帝が財政強化のために実施した専売制の対象品目を2つ挙げよ。