西洋 / ルネサンスと宗教改革 1 / 6

ルネサンスの始まり

ルネサンスの始まり

14〜16世紀にイタリアで始まったルネサンス(Renaissance)は「再生」を意味し、古代ギリシャ・ローマ文化の復興を通じて人間の理性と美を追求する文化運動です。中世の神中心の世界観から人間中心の世界観へと転換しました。

ルネサンスの背景と発祥地

  • 十字軍を通じたイスラーム・古代ギリシャ文化の流入
  • フィレンツェのメディチ家などの大商人が芸術家を後援(パトロン)
  • 1453年ビザンツ帝国滅亡でギリシャ語文献とともに学者がイタリアへ流入
  • 人文主義(ヒューマニズム):人間の尊厳と理性を中心に置く思想
📘 レオナルド・ダ=ヴィンチ(1452〜1519年)
フィレンツェ出身の「万能人(ウオモ・ウニヴェルサーレ)」。絵画「モナリザ」「最後の晩餐」のほか、解剖学・工学・建築・音楽・数学など多分野を研究。
同時代のミケランジェロは「ダヴィデ像」「システィナ礼拝堂天井画」を、ラファエロは「アテナイの学堂」を残した。

イタリア文学と人文主義

ダンテは「神曲」をラテン語でなくイタリア語で記し、民衆文学の先駆けとなりました。ペトラルカは「人文主義の父」と呼ばれ、古代ローマ文学を範とした叙情詩を残しました。ボッカッチオの「デカメロン」はペストを背景にした人間讃歌の物語集です。

練習

  1. ルネサンスが最初に起こったイタリアの都市と、その文化を支援した有力一族の名前を答えよ。
  2. 「モナリザ」を描き、解剖学・工学にも通じた「万能人」と呼ばれる芸術家は誰か。
  3. ダンテが「神曲」をイタリア語で書いた歴史的意義を説明せよ。

このレッスンのQ&A

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