西洋 / 大航海時代と主権国家の形成 2 / 6

新大陸の文明とその征服

新大陸の文明とその征服

コロンブスの到達以前から、アメリカ大陸では独自の高度な文明が栄えていました。しかしヨーロッパ人の征服によってこれらの文明は急速に崩壊し、先住民の人口は激減しました。

アメリカ大陸の先住民文明

  • アステカ文明(現メキシコ中央部):首都テノチティトラン。神殿・高度な農業・独自の文字と暦を持つ。最盛期の人口100万人超
  • インカ文明(現ペルー〜チリ):首都クスコ。クェチュア語・石造建築(マチュピチュ)・「道路網」で帝国を統治。文字はなく「キープ(結縄)」で情報を管理
  • マヤ文明(現メキシコ南部〜中米):精密な暦・ゼロの概念・ピラミッド型神殿
📘 征服者(コンキスタドール)による崩壊
コルテス(スペイン):1521年アステカ帝国を征服。天然痘などの疫病が先住民を激減させた
ピサロ(スペイン):1533年インカ帝国を征服。銃・鉄・馬という技術的優位と内紛を利用
征服後、スペイン・ポルトガルはエンコミエンダ制(先住民の強制労働)を導入。先住民人口はコロンブス到来前の90%以上が失われたとも推計される。

植民地支配の遺産

アメリカ大陸ではアフリカから奴隷が連行されプランテーション農業が発達しました(大西洋奴隷貿易)。この「コロンブス交換」により、ジャガイモ・トウモロコシ・タバコ・カカオがヨーロッパにもたらされ、馬・牛・天然痘がアメリカにもたらされました。

練習

  1. アステカ文明の首都名と、それを征服したスペイン人征服者の名前を答えよ。
  2. インカ文明が文字の代わりに情報管理に用いたものは何か。
  3. 先住民人口が激減した主な原因を2点挙げよ。

このレッスンのQ&A

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